これまでの取り組み⑤行政への政策要望

フリースクールの運営を続けていると、どうしても私たち民間の力だけでは解決できない壁にぶつかることがありました。

それは、本当はフリースクールに通いたいのに、経済的な理由から諦めて家にいるしかないこどもたちが地元にも少なからずいるという現実です。

そこで他の自治体での取り組みを調べたところ、同じ悩みを持つこどもたちに対して、行政が中心となって支援の仕組みをつくっているという事実を知りました。

それならば、石川県でも同じような仕組みをつくることはできないだろうか。
そう考えたのが、行政へ要望を行うきっかけでした。

私はまず、実際に利用している保護者の方々にじっくりと話を聞き、何に困っているのか、どんな支援が必要なのかを詳しく調べました。それと並行して、全国でうまくいっている支援の事例を徹底的に調べ上げました。

そうして集めた「現場のリアルな声」と「成功している事例」を一つの資料にまとめ、当時の馳知事に直接お会いして想いを伝えました。
知事は現場のこどもたちの状況をしっかりと聞いてくださり、この課題に真摯に向き合い、調査や研究を進めるという前向きな返答をいただきました。

この活動は北國新聞や中日新聞にも大きく取り上げていただき、多くの皆さんにこの現状を知ってもらうことができ、教育のあり方について一緒に考える大きなきっかけになったと感じています。
こどもたちのために何ができるかを、現場の視点から行政へ直接届けた、私にとっても大切な活動記録です。

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